SUSTAINABILITY MATERIALITY

持続的な発展のための
3分野のマテリアリティ

PATHグループは、中長期的な視点から2030年を見据え、「自社」と「ステークホルダー」の双方の視点で評価を行い、持続的な成長に向けた重要課題(マテリアリティ)を特定しました。成長分野である「人」「自然」「地域」の3つの重点テーマと、それらを支える「経営基盤」の強化を通じて、持続可能な価値の創造を目指しています。各テーマにおいては、社会的価値と経済的価値の両立を図りながら、重要課題に戦略的に取り組んでいます。

  • ヒトと社会の
    ウェルビーイング
  • 自然との共生と
    資源循環
  • 地域経済・社会の
    持続発展
経営基盤の強化

マテリアリティ・マトリクス

ダブルマテリアリティに基づく
重要課題の特定

社会・環境への影響(アウトサイド・イン)と、事業への影響(インサイド・アウト)の両側面から課題を評価する「ダブルマテリアリティ」の考え方に基づき、持続的な価値創造に向けた重要課題(マテリアリティ)を特定しています。

マトリックス図

マテリアリティへのアプローチ

価値創造に向けた、
戦略的アプローチ

特定したマテリアリティ一つひとつに対して、リスクと機会を多面的に捉え、戦略的なアプローチを展開しています。社会的価値と経済的価値の両立を図るべく、具体的な施策を通じて、持続可能な価値創造の実現を目指しています。

  • ヒトと社会のウェルビーイング

    質を高める生活関連商品・
    サービスの提供
    リスク・機会の認識
    リスク
    多様化する顧客ニーズ
    機会
    健康・美容に対する関心の高まり
    高付加価値商品の需要拡大
    主な取り組み
    • ウェルネス視点の商品設計
    • 再生医療を活用したプロダクトの開発
    • 科学的エビデンスに基づく商品開発
    • 多様なチャネルを活用した市場展開
    関連するSDGs
    健康とウェルビーイングの推進
    リスク・機会の認識
    リスク
    健康課題放置による生産性低下
    機会
    働きやすい職場環境による定着率向上
    主な取り組み
    • 職場環境の整備
    • ヘルスケア関連製品 / サービスの開発
    • メンタルヘルス対策強化
    関連するSDGs
    ダイバーシティ&
    インクルージョン
    リスク・機会の認識
    リスク
    多様性不足による人材流出
    機会
    多様な人材活用によるイノベーション
    主な取り組み
    • 多様な人材の採用促進
    • 女性リーダーの育成・登用
    • ハラスメント防止の教育体制整備
    関連するSDGs
    人材育成・リスキング
    リスク・機会の認識
    リスク
    技術不足による業務品質の低下
    機会
    社員能力向上、生産性アップ
    主な取り組み
    • 階層別・専門別教育制度の整備
    • 外部研修・資格取得支援
    • 人材開発と配置の戦略化
    関連するSDGs
  • 自然との共生と資源循環

    自然との共生と資源循環

    GHG排出削減
    リスク・機会の認識
    リスク
    事業コスト増
    機会
    企業価値の向上
    主な取り組み
    • カーボンクレジット創出
    • 微細藻類を活用したバイオ燃料の精製
    • ウシのゲップ由来のメタンの削減
    関連するSDGs
    再生可能エネルギーの推進
    リスク・機会の認識
    リスク
    設備導入コストの負担
    機会
    脱炭素企業としてのブランド価値向上
    主な取り組み
    • 新型木質バイオマス発電所の構築運用
    • 未稼働バイオマス発電所の支援
    • 再エネ事業用地の投資運用
    関連するSDGs
    資源循環
    リスク・機会の認識
    リスク
    資源の枯渇による事業継続リスク
    機会
    環境ブランド価値の向上
    主な取り組み
    • 天然資源の研究開発・培養技術の推進
    • バイオ由来製品の開発と導入
    • 廃棄物のリサイクル率向上
    関連するSDGs
  • 地域経済・社会の持続発展

    地域経済・社会の持続発展

    エネルギー自立型地域の実現
    リスク・機会の認識
    リスク
    電力供給不安による事業・生活基盤の不安定化
    機会
    地域経済の循環促進
    主な取り組み
    • 自治体・地域企業との共同プロジェクト形成
    • 再エネ事業用地の投資運用
    関連するSDGs
    自治体・地域団体との連携強化
    リスク・機会の認識
    リスク
    連携不足による地域課題の見落とし
    機会
    官民連携による社会的認知度と貢献度の向上
    主な取り組み
    • カギノワプロジェクトの実施
    関連するSDGs
    安全な情報提供
    リスク・機会の認識
    リスク
    不正確な情報発信による社会的信頼の低下
    機会
    透明性のある情報提供による信頼の醸成
    主な取り組み
    • 分かりやすく正確な情報発信の徹底
    • プライバシー保護・情報セキュリティの強化
    • あらゆるチャネルでの透明性重視の発信
    関連するSDGs
  • 経営基盤の強化

    経営基盤の強化

    コーポレートガバナンスの
    高度化
    リスク・機会の認識
    リスク
    経営の不透明化・企業価値の毀損
    法令遵守の不備による社会的信頼の低下
    機会
    健全な経営体制の構築による信頼確保
    主な取り組み
    • 社外取締役の活用や多様性ある経営体制の整備
    • 内部統制・リスクマネジメント体制の強化
    • ESGやサステナビリティ視点の経営判断プロセス
    • 透明性ある情報開示と株主・ステークホルダーとの対話促進
    関連するSDGs
    資本効率の最適化
    リスク・機会の認識
    リスク
    非効率な資本配分による成長機会の逸失
    機会
    ROICやROEの改善による資本市場での
    信頼向上
    主な取り組み
    • ROICなどを指標とした経営意思決定プロセス
    • 事業の定期的見直しと資源配分の最適化
    • 中長期的な投資戦略の策定
    • IR強化による資本市場との対話
    関連するSDGs
    テクノロジーの活用(DX化)
    リスク・機会の認識
    リスク
    テクノロジー導入の遅れによる競争力低下
    機会
    DXによる業務改革と意思決定の高度化
    テクノロジー起点の新規事業・市場創出
    主な取り組み
    • データ統合とAI活用
    • 製造現場へのIoT・自動化技術の導入
    • クラウドとブロックチェーン技術の活用
    • 顧客データを活用した製品・サービス提供
    • 各事業の環境インパクトを可視化
    関連するSDGs
    レジリエンスのある事業運営
    リスク・機会の認識
    リスク
    人的リソース・システムの集中による脆弱性
    機会
    新たな価値創出
    主な取り組み
    • 拠点・人材・設備・システムの分散化と代替手段の確保
    • サプライチェーンの多様化
    関連するSDGs